中国・東南アジアの医療機器ビジネス参入に特化したコンサルティング会社
拡大する中国の医療機器市場 | バイオメディカルジャパン

拡大する中国の医療機器市場

中国衛生部(MOH)の統計によると、中国は2008年に1兆元を超える医療費を支出しています。ヨーロッパやアメリカなど先進国の医療費がGDPの平均8%~10%であるのと比較すると、中国のそれはまだ5.5%の規模に過ぎません。アメリカでは、GDPに占めるパーセンテージが最大で15.5%を示しています。今世紀最初の10年で、年率10%を超える速度で成長している中国のヘルスケア市場は、2020年までにアメリカを超えて世界第二位のヘルスケア市場になると予測されています。

その一方で、中国政府は積極的に医療改革を進めています。2009年4月には、中国共産党中央委員会および国務院で承認された”Approval on deepening the Reform of Health-care System”および”Guidelines on deepening the reform of Health-care system after about three years from 2009 to 2011”が公式に発表されました。中国はこれまでに、不安定な医療制度を修正し、13億人すべての国民に対して公平で手ごろな価格の医療サービスを保証する待望の改革を始めるという今後10年間のヘルスケアの青写真を発表しています。新たな医療改革には以下のようなものが挙げられます。

中国医療機器市場

1. 医療改革を実行に移すため、中国政府は8,500億元(1,240億ドル)の投資計画を2011年までの3年間に渡り注入する予定であり、これは年間2,800億元に相当します。Chen Zhu厚生労働大臣は、新華社リポーターの質問に対し、「今後3年間で、政府は年間2,800億元の追加投資を行う。それにより、昨年は2,400億元が投資されたが、さらに2,800億元を加え、今後は合計で年間5,000億元を超えることになる。」と説明しています。

これらの投資は主に、基本医療保険制度、医療制度の必須医薬品、医療サービス、公衆衛生、および公立病院の改革に対して割り当てられています。これらすべての改革により、中国医療システムの変革のみならず、「治療の集中」から「予防」へというコンセプトを達成することが可能となります。さらに、診断および治療の重要な手段である医療機器産業の発達をこれまでにないスピードで加速させることにも繋がります。

2. 基本的な医療保険の対象となる都市部と農村部の人口の割合は、2011年には90%を超える見込みです。世界銀行の統計で2008年時点での人口がおよそ13億3千万人だったことから計算すると、2011年に中国の医療制度は1億2000万人をカバーすると言われています。

NMPA薬事業務のニーズも急拡大中

医療機器は現代科学・技術製品として、疾病予防、診断、治療、ケア、リハビリテーションの過程で幅広く用いられており、診断および治療の重要な手段になっています。この視点は中国でも幅広く認識されるようになってきており、医学的証拠がそれを裏付けています。

元NMPA(旧CFDA)審査員が医療機器の薬事認証申請業務を担当

バイオメディカルジャパン株式会社では、元NMPA(旧CFDA)審査員が医療機器の薬事認証申請業務を担当します。薬事やその他の法規制が厳しく、解釈等が難しいことで知られる中国では、現地当局担当者との密接な関係構築が不可欠です。

現時点では中国の医療機器産業と先進国の医療機器産業には大きな差があるものの、中国の医療機器産業は相対的に速い発展速度を維持しています。2001年以降で中国の医療機器産業は飛躍的進歩を遂げ、年間の成長率は15%~20%に達しています。2008年には、医療機器の総産出額は3000億元に達しました。世界金融危機の影響を受け、世界規模での医療機器市場は収縮傾向にある一方で、中国の医療機器市場は医療改革による8500億元の投資によって大きな発展の余地が残されています。中国医療機器市場は数年の間に6000億元を上回り、日本を超えて、アメリカに次ぐ世界第2の市場に成長すると推測されています。

伸びしろのある中国の医療機器市場

現在、世界最大の人口を抱える中国は、外国の医療機器メーカーが参入する際に細心の注意を要するデリケートな市場でもあります。中国政府は外国企業に対し収益性が高く魅力的な市場を徐々に開く一方、これらのメーカーは、知的財産に対する十分な保護を維持しながら、自社製品を現地で流通させるための効果的なパートナーシップ構築に関しては、依然として複雑なハードルに直面しています。それでもこれらのハードルはかつてよりも今日の方がはるかに克服しやすくなっていると言えます。

中国医療機器市場のポテンシャル

中国の人口が過去数十年間急速に貧困ラインの下から引き上げられたので、政府は現在、基本的な必需品だけに焦点を当てることから、国民の生活を継続的に改善する方法を見つけることに彼らの努力の一部をシフトしています。中国の医療費は2018年までにGDPの5.7%に増加し、7,770億ドルの産業に転換しました。さらに、医療機器市場は医薬品市場のわずか14%に過ぎず、世界市場の42%に比べて、中国のヘルスケア市場が世界第1位に向けて進化し続ける中、医療機器メーカーにはとって大きなチャンスを示しています。

中国でビジネスを成功させるには「クアンシー」(関係)が最大最良の武器となります。しかし通常、そうした人間関係を築き上げるには膨大な年月が必要となります。

バイオメディカルグループでは、医療機器中国NMPA承認サポートを行っております。

NMPA認証とは、中国市場にて医療機器、医薬品、医薬品包材、保健食品を販売するための要件であり、日本の厚生労働省の製造販売承認に相当する認証です。

弊社では中国政府の元NMPA(旧CFDA)審査員が医療機器の薬事コンサルティングおよび認証申請業務を担当いたしますので、より確実で迅速な手続きが可能となります。

バイオメディカルグループでは、中国現地当局担当者との強力な人脈を駆使し、御社の医療機器の中国NMPA認証・承認業務をより迅速かつ確実にサポート致します。医療機器の中国への輸出、および中国市場への進出をお考えの企業様は、是非ともバイオメディカルグループにご相談ください。

SSL グローバルサインのサイトシール