NMPAにおける医療機器のクラス分類
NMPA(旧CFDA)は、中国市場へ進出する際に必要な 医療機器の認証です。医療機器を中国で販売する場合、御社の製品を、中国の規制当局である国家薬品監督管理局(NMPA)に登録する必要があります。
本認証は、製品の特性によって3つのクラスに分類されます。NMPA認証の有効期間は登録証取得日から4年となっており、4年後には登録更新が必要となります。また、「医療機器登録証」の有効期限は5年となっております。有効期間満了の6カ⽉以内に再登録申請が必要ですのでご注意ください。
Class | 分類基準 | 登録・管理 |
---|---|---|
Ⅰ | 通常の規定を通じて安全性および有効性が認められた機器 | NMPA(登録) |
新規医療機器の場合、臨床試験情報が必要 | ||
Ⅱ | 安全性および有効性を保障するために 管理が追加要求される機器 | NMPA (審査) 生産登録証発行 |
Ⅲ | 生命維持に使用するまたは人体に挿入/人体への潜在的な危険性があり、安全性および有効性において厳しく管理されるべき機器 | NMPA(審査)、生産登録証発行、4年に1度1週間現場審査 |
新規医療機器の場合、臨床試験情報が必要 |
上述の通り、NMPAは医療機器をそのリスクに応じてより3種類のクラス(クラス1、クラス2、クラス3)に分類しています。クラス1、クラス2の医療機器を新規登録する場合は、臨床試験情報の提出が求められます。
製品分類申請の際に必要な書類、期間
NMPA(旧CFDA)の製品分類を扱う部門には、原則として、製品の技術的パラメターや使用方法を示す製品標準書等(Product Master File)と申請書を提出する必要があります。また申請後、追加の書類提出の要求がでる場合があります。
申請後、製品分類を扱う部門で提出書類の審査を受け、審査後、その結果をNMPAの別部門が再度確認し、最終的な判断が出ることになります。
審査期間は、判断が比較的容易な製品の場合では通常4ヶ月程度要しております(提出書類の作成期間を除く)。
リスク分類別の手続きの概要 第Ⅰ類 第Ⅱ類 第Ⅲ類 届出/登録 届出 登録 登録 提出資料 ① 製品のリスク分析に関する資料
② 製品技術要件書
③ 製品検査報告書
(第Ⅰ類の場合: 自己検査報告書、第Ⅱ類、第Ⅲ類の場合: NMPAの許可を受けた現地検査センターが発行した検査報告書)
④ 臨床評価資料
(第Ⅰ類の場合: 臨床試験は不要、第Ⅱ類、第Ⅲ類の場合: 臨床試験免除リストに掲載の医療機器及び同様の製品が既にNMPAによって承認されている医療機器を除き、臨床試験実施機関での臨床試験の実施が必要)
⑤ 製品の説明書及びラベルの印刷見本
⑥ 製品の研究開発及び生産に関する品質マネジメントシステム文書
⑦ 製品の安全性及び有効性を証明するその他の資料提出先 国産製品の場合: 市の食品薬品監督
管理部門 輸入製品の場合: NMPA国産製品の場合: 省・自治区・直轄市の食品薬品監督管理部門
輸入製品の場合: NMPANMPA 審査期間 国産製品の場合: 約1か月半
輸入製品の場合: 約2か月臨床実験が必要かどうかで所要期間は変わりうる。 また、必要と判断された場合でも、どれくらいの期間を要するかは製品による。 そのため、臨床検査だけでも1~3、4年と差が大きい。 ※出典:「医療機器監督管理条例 (国務院令第680号、2017年5月4日改正) 」及び現地ヒアリング
元NMPA審査官が中国での医療機器認証申請を徹底サポート
中国は、薬事やその他法規制の厳しさや、解釈等が難しいことで知られています。弊社では医療機器メーカー様、医療機器サプライヤー様等を対象に、中国進出に付随するNMPA登録、NMPA審査、医療機器登録証への対応、また各種申請、キャッチオール規制対象品目の通関手続きに関するサポート業務を提供しております。

これらの業務につきましては、中国政府の元NMPA(旧CFDA)審査員が担当いたしますので、より確実で迅速な手続きが可能となります。
さらに、バイオメディカルジャパンでは、上記の薬事業務に留まらず、医療機器メーカー様の中国進出に伴うディストリビュータ探し等、現地での医療機器ビジネスのトータルサポートを致します。中国での医療機器販売代理店調査や適性評価支援の他、中国における事業戦略立案のお手伝いも弊社にご相談ください。